ChatGPTに指示を考える時間が、一番無駄だと思いませんか？
「プロンプトエンジニアリング」なんて言葉が流行っていますが、あれを真面目に勉強するのはナンセンスです。
私たちはAIの研究者になりたいわけじゃありません。
「楽をして、早く仕事を終わらせたい」だけです。
この記事では、私が実務で毎日使い倒している、思考停止でコピペできる「3つの業務命令書（テンプレート）」を公開します。
これを使えば、あなたのChatGPTは「気の利かない新人」から「超有能な秘書」に進化します。
プロンプトは「会話」ではなく「プログラム」だと思え
多くの人が失敗するのは、AIに「話しかけて」しまうからです。
「〜してくれると嬉しいな」とか「いい感じにして」といった人間的なニュアンスは、AIにとってノイズでしかありません。
成果物を安定させるには、以下の3要素をガチガチに固める必要があります。
- ① Role（役割）： お前は誰なのか
- ② Constraint（制約）： 何をしてはいけないか
- ③ Variable（変数）： 入力データは何か
これらを組み込んだ、コピーしてそのまま使えるテンプレートを紹介します。
型1：役割定義型（Role Definition）
用途： ブログ記事執筆、メール作成、専門的な解説
効果： 回答の視点が定まり、当たり障りのない回答を防ぐ。
AIに「専門家」の人格を降臨させます。
ポイントは、制約条件で「禁止事項」を明確にすることです。
▼ コピペ用テンプレート
💡 なぜこれが効くのか？
「世界最高峰の」という枕詞をつけるだけで、AIは学習データの中からより質の高い情報を優先的に引き出そうとします。
また、「PREP法」を指定することで、ダラダラとした長い前置きをカットできます。
型2：思考連鎖型（Chain of Thought）
用途： 戦略立案、複雑な計算、トラブルシューティング
効果： AIの「知ったかぶり（ハルシネーション）」を激減させる。
Googleの研究でも証明されていますが、AIに「ステップ・バイ・ステップで考えて」と指示するだけで、正答率が飛躍的に上がります。
これを強制的に実行させる型です。
▼ コピペ用テンプレート
💡 なぜこれが効くのか？
AIはいきなり答えを出そうとすると、確率的に高い単語を繋げるだけで「嘘」をつくことがあります。
思考の過程を出力させることで、論理の矛盾をAI自身にチェックさせる効果があります。
型3：批評改善型（Self-Correction）
用途： 自分の書いた文章の添削、コードレビュー、アイデアのブラッシュアップ
効果： 自分一人では気づけない視点を得られる（壁打ち）。
実はこれが一番使えます。
自分の書いたブログ記事やメールの下書きを、AIに「ダメ出し」させるのです。
▼ コピペ用テンプレート
💡 なぜこれが効くのか？
「褒める必要はない」と指示するのがコツです。
AIはデフォルトで人間に迎合しようとするため、あえて厳しい役割を与えることで、本質的な改善点を引き出せます。
まとめ：プロンプトは「資産」になる
毎回ゼロから指示文を打つのは、時間をドブに捨てているようなものです。
一度うまくいったプロンプトは、自分だけの「資産」として保存しておきましょう。
🛠 推奨ツール：Notion AI
私はこれらのプロンプトをすべてNotionに保存し、スマホからでも1秒で呼び出せるようにしています。
「Notion AI」を使えば、保存したプロンプトをその場で実行することも可能です。
AIに使われる側になるか、AIを使い倒す側になるか。
その差は、こうした「型」を持っているかどうかで決まります。
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